
特色と方針
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臨床検査科は検体検査部門と生理検査部門に分かれています。
医師3名(感染制御医:ICD登録医1名、病理専門医 常勤1名 非常勤1名)、臨床検査技師19名(認定超音波検査士6名、認定輸血検査技師2名、細胞検査士2名)が担当し、正確かつ迅速な検査を目標に努力しています。
特に腹部エコー、心エコーや乳腺エコーなどの生理検査の充実に力を入れています。
また緊急検査は60分以内に報告しています。夜間・休日も技師が常駐し、輸血検査や緊急の検体検査を24時間体制で行なっています。
また一般診療だけでなく、院内感染対策、輸血療法、研修医教育・CPC、健診事業、病院近代化・IT化などと連携し、他院からの紹介検査も積極的に対応致します。
検査内容
検体検査
検体検査とは、血液や尿・便・喀痰などの患者さまから採取した検体を調べる検査をいいます。
検体検査はいくつかの種類に分けられます。
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血液学的検査
血液学的検査には血球数算定・形態検査・凝固検査があります。
血球数算定では、血液中に含まれている赤血球や白血球・血小板の数の増減を調べ、貧血や炎症の有無をみます。
形態検査では、顕微鏡で白血球の細胞分類を行い、形態の異常がないかを調べます。
凝固検査では、体内で血液が固まらないようにする機能と出血したときに止血する機能が働いているかを調べます。
生化学検査
血液や尿中に含まれる酵素・糖質・蛋白質・ビタミン・ホルモンなどを調べることにより、健康状態や内臓の状態を知ることができます。
免疫学的検査
血液中のB型肝炎・C型肝炎ウイルスや、梅毒、甲状腺ホルモンや腫瘍マーカーを測定します。
一般検査
一般検査には尿検査・便検査・髄液検査・精液検査があります。
尿検査では、尿中の蛋白や糖・潜血を測定します。
また尿中の赤血球や白血球などの細胞を顕微鏡で観察し数を計測します。
便検査では、便中に含まれる血液の量を調べ消化管の出血の有無をみたり、寄生虫の卵が出ていないかを顕微鏡で調べます。
輸血検査
手術や貧血などで輸血をする前に患者さまの血液型・不規則性抗体(ABO式血液型以外の血液型に対する抗体)を調べます。
患者さまの血液と輸血する血液製剤が適合するかを調べる交差適合試験を行います。
血液センターへの血液製剤発注や納品、適正な温度下での保存、輸血記録の運用管理を行なっています。
細菌検査
細菌検査には塗抹鏡検検査、培養同定検査、薬剤感受性検査、抗酸菌検査、迅速検査があります。
塗抹鏡検検査では、患者さまから採取された検体をスライドガラスに塗布し、グラム染色を行い顕微鏡で細菌の有無や特徴を観察します。
培養同定検査では、患者さまから採取された検体を培養し感染症の原因となる細菌かどうかを調べ、菌種を特定します。
薬剤感受性検査では、検出した細菌にどの抗菌薬が有効かを調べています。
迅速検査では、A群β溶血性連鎖球菌・インフルエンザウイルス・アデノウイルス・RSウイルス・ノロウイルス・ロタウイルスを実施しています。
病理検査

わが国の死因の第1位を占める悪性腫瘍には早期発見、早期診断、早期治療が不可欠です。
「病理診断」は近年飛躍的に進歩をとげた画像診断や内視鏡診断の最終診断として大きな役割を果たします。
病理検査は、細胞診断、生検組織診断、手術で摘出された臓器・組織の診断、手術中の迅速診断、病理解剖よりなっています。
病理検査は他の検査同様正確で迅速な診断、報告をめざしています。
病理検査室のスタッフは病理医3名(常勤1名、非常勤2名)、産婦人科医1名(非常勤)、臨床検査技師3名(臨床検査部所属)からなり、技師のうち2名は日本臨床細胞学会認定細胞検査士、うち1名は国際細胞学会認定細胞検査士の資格を有しています。
また医師の覚野は非常勤講師として兵庫医科大学での病理学の講義、実習を行なっています。
【細胞診断】
細胞検査士が乳腺外科、甲状腺外科に直接出向き、ABC(穿刺吸引細胞診)を行なっています。主治医とともに定期的に乳腺、甲状腺カンファレンスを行なっています。細胞診専門医による週に1回の婦人科病理合同カンファレンスを開催しコルポスコピーによる精密検査を行なっています。(要予約)
【病理診断】
他院よりのご依頼の内視鏡検査での生検組織診断結果は郵送でご報告させていただいています。術中迅速診断は他院からの症例も受け付けています。
【病理解剖】
病理解剖は24時間体制で行なっており、CPC(臨床病理検討会)を定期的に行い、主治医とともに診断、治療に対する反省を行い、医療の向上に努めています。ご遺族には3ヶ月以内にわかりやすい結果を送付しています。他院からの解剖依頼も受け付けています(要予約)。>
〈病理診断/平成22年実績〉
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細胞診断
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5,084件/年
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生検組織診断
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2,189件/年
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手術で摘出された臓器・組織の診断
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1,581件/年
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手術中の迅速診断
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218件/年
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病理解剖
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11体/年
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生理検査
生理検査とは、患者様に直接触れて行う検査です。
当検査部では、8名の臨床検査技師が担当しており、内6名が日本超音波学会の認定超音波検査師の認定を取得しています(腹部・循環器・乳腺・血管・健診)。
当検査部では、以下の検査を実施しています。
心電図検査
- 安静時心電図
- CVR-R心電図
- 負荷心電図
- マスター2階段試験
- トレッドミル負荷試験
- ホルター心電図
超音波検査
- 腹部
- 心臓
- 甲状腺
- 乳腺
- 頚動脈
- 血管胎児
肺機能検査
肺の容積(肺活量)や、空気を出し入れする換気機能を調べる検査です。
測定機に接続したマウスピースを口にくわえ、鼻をノーズクリップで止め、検査技師の掛け声に合わせて息を吸ったり吐いたりします。
ABI(足関節上腕血圧比)・PWV(脈波伝播速度)検査
手と足の血圧を比較し、脈派の伝わり方を計測し、動脈硬化の程度を調べる検査です。
ベッド上で仰向けになり、両側の腕と足首に血圧計、手首に心電図の電極、胸部に心音マイクを装着します。
ABIとPWVを同時に測定し、所要時間は 5~10分程度です。
脳波検査
脳はその活動にともなって常に微弱な電波を出しています。
その電波を頭部につけた電極でとらえて波形にして記録するのが脳波検査です。けいれんを起こしたときや、意識障害がみられるとき、てんかんが疑われるときなどに検査します。
脳波検査は、痛みはまったくありません。
ベッドに仰向けに寝て、頭に十数個の電極をペースト(糊)で取り付けます。
安静にし、目を開けたり閉じたり、深呼吸をしたり、光や音の刺激を与えたりして脳波の変化を見ます。
また、睡眠中の脳波を測定することもあります。
検査時間は30分~1時間程度です。
PSG検査(終夜睡眠ポリグラフィー検査)
PSG検査は、睡眠時無呼吸症候群が疑われるときに行う検査です。
睡眠時無呼吸症候群とは、寝ているときに何度も呼吸が止まり、大きないびきを繰り返す病気です。
症状は、いびきや日中の眠気といったような比較的軽いものですが、放っておくと様々な合併症を引き起こす危険があるといわれています。
この検査は、病院に1泊入院して行う検査です。
頭や顔、体の必要な部位にテープで電極を貼り付け、実際の睡眠中の脳波や呼吸、眼球、筋肉の動きなどを記録し、睡眠状態を調べます。
神経伝導速度検査
神経伝導検査は、末梢神経を電気刺激し、神経や筋肉の反応を測定する検査です。
これによって末梢神経疾患や脊髄疾患の診断や程度を判断します。
皮膚の上に電極を貼り、神経に体表から刺激を加えます。
その際、電気刺激を加えるため、少し疼痛をともないます。
検査所要時間は、30分~1時間程度です。
心電図検査
心臓の筋肉が全身に血液を循環させるために拡張と収縮を繰り返すとき、微弱な電流が発生します。
その変化を波形として記録し、その乱れから病気の兆候を読み取る検査です。
安静時心電図
ベッドに仰向けになり、両手首・両足首・胸に6ヶ所、電極を取り付け検査します。
検査中、刺激や痛みはまったくありません。
CVR-R心電図
約1分間深呼吸をした状態で心電図を記録します。
自律神経障害の有無を判定します。
負荷心電図
安静時には見られない心臓の異常を、運動をして心臓に負荷を掛け、意図的に誘発し、異常の有無を調べる検査です。
マスター2階段試験
安静時心電図を記録します。
2段の階段を一定のリズムで昇降します。
運動直後から5分間心電図を観察記録します。
トレッドミル負荷試験
胸に電極をつけたまま、ベルトコンベア状の検査装置の上を歩きながら心電図を記録します。
ホルター心電図
ホルター心電図は、小型の記録装置を身につけて携帯し、日常生活中の心電図を長時間(約24時間)記録し、異常の有無を調べる検査です。
検査中は、ほとんど通常通りの生活が可能です。
検査中、自覚症状の有無や行動内容を日誌に記載していただきます。
その記録を参考に、解析した心電図の異常を判定します。
不整脈や狭心症は、労作とは無関係に昼夜を問わず見られます。
これらの異常を発見するにはホルター心電図が有効です。
超音波検査
超音波は人間の耳には聞こえない高い周波数の音波です。
この超音波の性質を利用して、体の様々な場所に発信し、そこから跳ね返ってくるエコー(反射波)を受信し、コンピュータ処理で画像化し、診断する検査です。
超音波検査は、痛みや刺激を伴うことはありません。
また放射線被爆の心配もなく、人体に無害です。
妊娠中の方でも胎児への影響はなく、安心して超音波検査を受けることができます。
腹部超音波検査
肝臓・胆嚢・膵臓・腎臓・脾臓など主に上腹部を観察します。
臓器の大きさ、腫瘤の有無、胆石・・・など様々な病変を見つけることができます。
心臓超音波検査
心臓の大きさや動きを観察します。
甲状腺超音波検査
乳腺超音波検査
乳腺内の腫瘤の有無などを観察します。
頚動脈超音波検査
頚動脈の壁の厚さや血流を測ることで、動脈硬化の程度を判定します。
血管超音波検査
静脈や動脈を観察し、血管の状態や血栓の有無を観察します。
胎児超音波検査
胎児の大きさや羊水量を計測したり、胎児の奇形の有無を観察します。
医師紹介
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