お知らせ
放射線治療・PET-CT検査・シンチ検査の予約方法
診療情報提供書ダウンロード
理事長あいさつ
医療法人 信和会
理事長 山中 若樹
明和キャンサークリニックの役割 ― がんを早期に発見して治す
この施設には以下の診療機器があります。
- 1. がん治療装置としての高精度放射線治療装置
- 2. 温熱療法(ハイパーサーミア)
- 3. がん診断装置としてのPET-CT
- 4. シンチグラム診断装置:アルツハイマー病などの脳疾患、骨転移や肝臓・心臓・腎などの臓器機能の診断に威力を発揮
がんは死亡原因の第一位です。がん治療には切除、化学療法、放射線療法、免疫療法などがあります。近年では温熱療法の装置が開発され保険適用となっています。がんの進行度、全身状態、年齢などを総合的に考慮した場合、できればバランスのとれた「体にやさしい治療」を誰しもが望むところでしょう。放射線治療は前立腺がん、乳がん、肺がん、子宮がん、頭頸部がんなど抗がん剤治療と並び、治療の手段として欠かせないものです。温熱療法はそれらと組み合わせると、さらに効果を発揮します。PET診断と同じく患者さんの負担は少なく、超高齢社会では今後さらに必要性は高まっていきます。
明和キャンサークリニックががん患者さんのお役にたてれば幸いです。
注)温熱療法:がん細胞自身は熱に弱く、また、温熱刺激は免疫反応を高めます。これの性質を利用した保険治療法です。抗がん剤や放射線治療と組み合わせて治療すると一層の効果を発揮します。
院長あいさつ
明和キャンサークリニック
院長 上紺屋 憲彦
私どものクリニックは放射線治療と診断に特化したクリニックです。
大学病院の放射線治療部に負けない高精度放射線治療を行う一方で、地域の医療機関の先生方から紹介していただくがん患者さんの緩和放射線治療も非常に多いのが特徴です。
最近はがん治療の進歩により、がん患者さんの生存率は高くなり、それだけ担癌期間も長くなっています。その結果、経過観察中に転移が出現し、様々な症状で患者さんや主治医を苦しめます。疼痛緩和・病的骨折予防などを期待できる現在の緩和放射線治療は、一日ないし数週の通院で施行可能であり、地域の医療機関で経過観察、通院治療をされている患者さんのQOL維持・改善に大きく貢献していると思います。
近年の放射線治療は、装置の高精度化により急速な技術進歩を遂げ、がん根治治療成績の飛躍的改善を獲得しつつあります。その技術は、有害事象の軽減による治療可能性の拡大や患者のQOL維持・改善という点で、緩和ケア領域でも強力な武器となることが期待されます。
緩和治療は2010年のTemelらの「早期からの緩和ケアの介入が、生命予後の改善にもつながる」にはじまり、本邦における平成24年がん対策推進基本計画に「早期からの緩和ケアの推進」と明記されることとなりました。ただ、この報告は米国の強力な緩和ケアプログラムを有する大規模な医療センターで実施された研究の一環で、地域の一般病院でその恩恵を受けることは出来ませんでした。我々はキャンサークリニックと地域の医療機関の皆様との連携により、この米国の大病院でしか成しえなかった高度な緩和ケアプログラムの実践を目指したいと思っています。
最善の医療を提供するための検査・治療機器
明和キャンサークリニックの放射線治療は、IGRT用リニアックを用いて副作用が少なく、また、病巣部へ放射線を集中的に照射することが可能な放射線治療を行っています。
高周波によりがん細胞を加温し、がん組織だけを死滅させる治療法で、重篤な副作用がほとんど無いので身体の負担が少なく済みます。手術治療、化学療法や放射線治療等と併用しがん治療の効果を高めます。
PET-CT検査は放射線を出す性質をもったブドウ糖液を2cc注射した後に撮影する方法です。
正常細胞の何倍ものブドウ糖を代謝するがん細胞に集まったところを写すという原理のPET検査とCT検査を同時に行う検査です。
明和キャンサークリニックでは、様々なシンチ検査を行う事ができます。
認知症の診断をはじめ、パーキンソン病の診断、心臓の血流分布、腫瘍の検索、腎機能の測定、肝機能の評価など多様な検査ができます。