1階ロビー(受付)
1階放射線治療待合
3階PET-CT検査/シンチ検査待合
明和キャンサークリニック専用駐車場
放射線治療
放射線治療とは、がん細胞に放射線を照射してがん細胞を死滅させる治療です。手術と異なる点として、病巣部の形態や機能を温存できる点があげられます。
がんの初回の治療として用いられるだけではなく、がんの再発に対しても有効な治療となります。さらに、根治治療だけではなく、症状の改善を狙う緩和治療まで幅広い役割を担っています。
放射線治療を安全に行うには、いかに正常組織を照射範囲から外すかが重要となります。そのためには一般的にピンポイント照射と言われている定位放射線治療やIMRTなどの高精度照射が重要な役割を果たします。
高精度放射線治療
当クリニックでは、画像誘導放射線治療(IGRT)用リニアック(Elekta Synergy)を用いて、副作用が少なく、また、病巣部へ放射線を集中的に照射することが可能な放射線治療を行っています。
手術、放射線治療、抗がん剤治療など、それまでに受けられた治療にかかわらず、患者様に合った治療を積極的にご提案いたします。
高周波温熱療法(ハイパーサーミア)
がん組織は正常組織に比べ熱に弱いと言われています。
がん組織は 41.5℃~ 44℃程度の温度で死滅します。
温水などの普通の加温では、所定の温度(41.5℃以上)に高めることは不可能ですが、高周波エネルギーを巧みに利用することによって加温が可能です。また、高周波をがん組織と正常組織に同時に加えても正常組織は血管が拡張して血流が増え、放熱しやすいが、がん組織はほとんど血管の拡張が無く、血流が少ないため、蓄熱しやすく、正常組織に比べ高い温度が保てます。
この特性を利用した治療法が高周波温熱療法(ハイパーサーミア)です。
PET-CT(ポジトロンエミッショントモグラフィー)
陽電子放出断層撮影という意味ですが、検査は放射線を出す性質をもたせたブドウ糖液を2cc注射する方法です。
正常細胞の何倍ものブドウ糖を代謝するがん細胞に集まったところを写すという原理です。
この薬から放出される放射線による被ばくは約2~5ミリシーベルト、年間の自然放射線の1~2年分、胃レントゲン検査に相当し、体には影響が出ないほどの量です。
CT検査も同時に行えますので、機能(はたらき)情報と形態(かたち)情報の融合により精度の高い診断ができます。
SPECT(シングルフォトンエミッションCT)
体の組織成分に似た特殊な薬を数cc注射して、組織や臓器の機能に応じて集積させます。
その様子をシンチレーションカメラという装置を体の周りに回転させることによって断層画像として写し出します。
この薬からは放射線が放出されますが、その被ばく線量は体に影響が出ない程度です。
脳血流を調べて得られる認知症の診断をはじめ、心臓の血流分布、腫瘍の検索、腎機能の測定など多様な検査ができます。
施設基準
基本診療料分野
- 明細書発行体制等加算
特掲診療料分野
- がん性疼痛緩和指導管理料
- 画像診断管理加算1
- ポジトロン断層・コンピューター断層複合撮影
- CT撮影及びMRI撮影
- 放射線治療専任加算
- 外来放射線治療加算
- 高エネルギー放射線治療
- 強度変調放射線治療(IMRT)
- 画像誘導放射線治療(IGRT)
- 体外照射呼吸性移動対策加算
- 定位放射線治療
- 定位放射線治療呼吸性移動対策加算
- 酸素の購入単価