PICS対策チームの立ち上げ
2017年7月31日
医療用語にPICS(ピックス)という言葉があります。
Post Intensive Care Syndromeの略で、日本語では【集中治療後症候群】です。
先日、先輩がPICSのセミナーに参加し、その話を聞かせてくれました。
私はそれまで、PICSという言葉を聞いたことはあるし、正直どういうものなのかをよく分かっていませんでした。(すいません)
PICSは、ICUで治療を受けた後の患者さんに現れる様々な症状をさし、精神障害、認知機能障害、身体障害に大きく分けられます。
その発症に関わる因子は詳しく分かっていないそうですが、人工呼吸や薬剤などの治療因子やせん妄や不眠などの精神的因子、モニター音や閉め切っているなどの環境因子、そして看護ケアも因子の1つであると言われています。例えば、よく行われるケアである喀痰の吸引、体位変換なども因子となるようです。
そうなってくるとPICSを予防するために私たちがどのように関わっていけばいいのか…そして私たちができることは何か・・・
そこでICUではPICSを学び予防ケアを取り入れていこうと、セミナーを受講した先輩が中心となってPICS対策チームを立ち上げます。
PICSについてどんどん学んで実践し、患者さんの安心、安全、よりよい回復に繋げていきたいです。
ICU A.T
集中治療領域で最近言われ始めた言葉ですよね。
さすが先輩、よく勉強しています。
そして、このチームの結成が素晴らしい。(拍手)
きっと看護の質が上がると思いますよ。頑張ってください!
看護部長室 T.K