院長挨拶
院長 栁 秀憲
明和病院は、70余年の歴史がある地域密着型の総合病院で、「親切で信頼される」医療をご提供するという理念の下、日夜診療に取り組んでおります。
当院の機能的特長は、救急診療・がん診療・スポーツ整形外科診療・などの急性期診療に加えて、周産期医療と地域包括ケア病棟を有することです。
- 救急診療:担当する明和ERは365日24時間救急医療に対応し、増え続ける高齢者の救急にも対応可能です。
- がん診療:5大がん(肺がん、胃がん、大腸がん、乳がん、子宮がん)だけではなく、肝臓がん、胆道がん、膵臓がん、血液がんについても専門特化した診療を行っています。外科系各領域の専門医・指導医により、難治性の疾患に対しても高度な手術を安全かつ確実に施行します。化学療法は、外来・入院のいずれも対応可能で、外来化学療法は専用の化学療法センター(16床)で行います。がん診療のもう一つの柱である放射線治療は付属の明和キャンサークリニックで行います。明和キャンサークリニックはがん診療に特化した診療施設で高精度放射線治療に加えてハイパーサーミア(温熱治療装置)、PET診断・核シンチグラム検査が可能です。
- 整形外科診療:通常の整形外科診療に加えて、スポーツ整形外科を特徴としています。特に当院はFIFA(国際サッカー連盟)による厳重な審査を通過して認定された施設(FIFA Medical Center of Excellence)であり、サッカーのみならず、幅広いスポーツ障害にも対応し、スポーツリハビリも充実しています。
- 周産期医療:産科・小児科を完備しており安心して周産期を迎えることができます。
- 地域包括ケア病棟:「急性期医療後の診療機能」、「在宅等緊急受入機能」、「在宅等予定受入機能」、「在宅復帰支援機能」の役割を担っています。さらに付属の訪問看護ステーション(鳴尾と西宮北口)と連携してスムーズに在宅医療に移行することが可能です。
現在、医療を取り巻く環境として、さらなる高齢化社会への移行、COVD-19による受療行動の変化、医療従事者の人材不足、職員の働き方改革の推進など様々な課題がありますが、病院内外の諸問題を職員が心を一つにして解決し、より安全で良質の医療の提供ができるよう頑張って行きますので、今後とも、一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
院長プロフィール
出身は兵庫県です。防衛医科大学校卒業後臨床研修を終了してから地元に戻り、自衛隊阪神病院、兵庫医科大学で消化管外科医の道を歩みました。専門は下部消化管外科です。
得意分野は大腸がん診療のみではなく、遺伝性大腸がん診療、炎症性腸疾患診療、肛門疾患診療などの大腸肛門疾患を網羅しています。
大腸がんのうち特に治療の困難な直腸がん治療を専門としています。術前抗がん剤治療・放射線治療・外科手術を駆使して、他院では肛門温存が困難とされるようなほとんどの患者さんに対しても再発なく自然肛門温存手術を行うことが可能です。また排便機能専門外来を設けて便通障害や(術後)排便機能をケアしております。
略歴
昭和59年3月 | 防衛医科大学校 卒業 |
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昭和59年6月 | 防衛医科大学校病院 第二外科 臨床研修医 |
昭和61年6月 | 自衛隊阪神病院 外科医官 |
平成2年8月 | 兵庫医科大学 第二外科 医員 |
平成3年9月 | 兵庫医科大学 第二外科 助手 |
平成13年8月 | 兵庫医科大学 第二外科 講師 |
平成15年12月 | 兵庫医科大学 第二外科 助教授 |
平成19年4月 | 明和病院 外科部長 |
平成23年4月 | 明和病院 副院長 外科主任部長 |
平成28年4月 | 明和病院 副院長 下部消化管外科部長 |
令和3年7月 | 明和病院 院長 |
社会活動・資格
- 日本消化器外科学会 指導医・専門医
- 日本大腸肛門病学会 評議員・指導医・専門医
- 日本外科学会 指導医・専門医
- 日本消化器病学会 専門医
- ASCO(American Society of Clinical Oncology), Full Member
- 近畿外科学会 評議員
- 日本癌治療学会 臨床試験登録医
- 日本がん治療認定医機構 暫定教育医
- 兵庫医科大学 非常勤講師
- Best Doctors(2016 - 2021)