治験とは
「薬」は、私たちの病気・けがの治療、また予防をするのにとても大切なもので、10年以上の年月と多くの人の協力によって誕生します。しかし、まだ有効な薬がない病気も多く、新たな薬の誕生を待ち望んでいる患者様がたくさんいらっしゃいます。
「治験」とは、新しい薬の誕生の過程で、人での効果と安全性を確かめて、薬として国(厚生労働省)の承認を得るための試験のことです。
新しく薬の候補が見つかったら、最初は、動物で薬としての効果や安全性が確かめられますが、人とは体の仕組みや構造が異なる動物での試験結果を、そのまま人にあてはめることはでないため「治験」が必要です。
治験の結果は、国(厚生労働省)で厳しく審査され、承認されれば多くの患者様に使用できるようになります。今、使われている薬も多くの人の善意の協力により、効果が認められ、広く患者様に使っていただけるようになりました。このように、「治験」は、新しい「薬」を世に出すため欠かすことのできない過程です。
治験のご案内
当院では、健康な方を対象とした治験は実施しておりません。
治験の実施状況(2023年9月現在)
診療科 | 対象疾患 | 実施状況 |
お問い合わせ先 |
---|---|---|---|
皮膚科 | 化膿性汗腺炎 ・HS0005 (ユーシービージャパン(株)) ・1368-0098 (日本ベーリンガーインゲルハイム(株)) ・INCB54707-301 (インサイト・バイオサイエンシズ・ジャパン合同会社) ・M23-698 (アッヴィ合同会社) |
実施中 |
株式会社EPLInk |
外科 | 便失禁 ・IC-01-02-5-009(イノバセル株式会社) |
実施中 |
株式会社アイロム |
皮膚科 | 重症難治性ざ瘡 ・SPJ-101CA-24-01(サンファーマ株式会社) |
実施中 |
ノイエス株式会社 |
治験の流れ
治験は以下のような流れで進みます。
関連書類のダウンロード
治験依頼者様へ
事務局のご案内
現在、当院での、治験スタッフは、円滑そして、患者様に適切な医療情報をお知らせするために治験施設支援機関(SMO)と提携し、そこより治験コーディネーター(CRC)が派遣されています。
実際の治験の実施に当たっては、担当医師、コメディカルスタッフが、患者様にご迷惑をおかけすることなく、スムーズに行われるようにCRCを中心として行っています。
当院での治験コーディネーターの業務は医師の補佐と同時に、具体的な治験の実施スケジュールの調整を行っています。
また、患者様の情報を把握し、適切な対応ができるよう対応しています。
さらに患者様の治験に対する不安や疑問にお答えし、治験がスムーズに行えるよう、治験担当医師、院内のスタッフ、製薬会社の方との連絡・調整を行っています。
治験審査委員会
治験審査委員会の開催日
原則毎月第3火曜日
治験審査委員会名簿
委員の構成
医師 | 4名 |
---|---|
看護師 | 1名 |
薬剤師 | 2名 |
非専門員 | 2名 |
外部 | 2名 |
治験審査委員会議事要旨
- 令和元年10月15日開催
- 令和元年7月16日開催
- 令和元年6月18日開催
- 令和元年5月21日開催
- 平成31年4月16日開催
- 平成31年3月20日開催
- 平成31年2月19日開催
- 平成30年12月18日開催
- 平成30年11月20日開催
- 平成30年10月16日開催
- 平成30年9月18日開催
- 平成30年8月21日開催
- 平成30年7月17日開催
- 平成30年6月19日開催
- 平成30年4月17日開催