医療法人明和病院

医療機能評価機構認定病院、臨床研修指定病院、兵庫県がん診療準拠点病院

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明和病院 ブログ

臨床研修病院の第三者評価

2024年4月22日

医師の臨床研修は、
『医師法第16条の2』という法律や
厚生労働省が定める『省令』
そして『ガイドライン』に沿って行われています

これらが適正に行われているかということを
評価するためには、
自分で自分を採点する自己採点だけでは
十分とは言えません

そこで登場するのが、

世に言う『第三者評価』 です。

この第三者の評価機関として
『卒後臨床研修評価機構』(通称JCEP)という
審査期間があり

明和病院では今年の秋の受審に向けて
昨年の秋から準備を開始しました

準備期間はちょうど1年間です

膨大な審査項目と法の趣旨を理解し、
必要な書類を整え、体制を整備し、
必要な教育やレクチャーを研修医に施す

更に指導医や研修医にその趣旨と必要性を説き
理解してもらった上で必要なことを実行してもらう

初めて行うこれらの作業を
臨床研修以外の仕事も抱える私1人で背負うのは
正直、大変荷が重いのですが
幸いプログラム責任者のN先生の協力もあり
試行錯誤しながら少しずつ前に進んでいます

それもこれも全て
『研修医に質の担保された研修を受けさせてあげたい』

それだけを胸に
このプロジェクトに臨み
来年の始めには是非、
JCEPお墨付きの認証を得たいと思っています

長い長い道のりはまだ始まったばかり
息切れしないように走り切ります

臨床研修センター N

時代の流れ

2024年4月20日

今から何年前のことだか、
正確な記録が残っているのは2008年とあるので
かれこれ16年前の話・・・

かつて明和病院の臨床研修管理委員会の委員長で
10年以上前に若くして亡くなられた故Y先生が、
年に一度当院で開催する病院説明会において
『説明会だけでは味気ない』と仰って、
学生さんを対象とした縫合トレーニングと
説明会の後の懇親会を始めました

当時数人の参加者でささやかに始まったこのイベントは、
昨年には30名の学生さんが参加し、
指導役の医師や研修医を含めると
総勢50名近い盛大なイベントに成長しました





しかし、時代の流れというのはあるもので、
この10数年間、ずっと医療用の針や糸、
資器材を貸してくださっていた企業さんの都合により
今年はトレーニングを開催できなくなってしまいました

企業さんの事情も良く分かるので
私達としては
『とうとうその時が来たか。。。』
という印象でしたが
故Y先生はきっと寂しい思いをされているだろうな・・・

そう思わずにはいられませんでした。

実のところ、既に今年もこのイベントが開催できるものとして
研修医採用のホームページにも告知していたのですが、
先日、その内容も修正させて頂きました

今後はこれらのイベントに頼らなくても
学生さんにとって魅力ある研修病院だと思ってもらえるよう
更に研修の内容と質に磨きをかけ、

実際に研修する研修医たちが
学生さんに明和の魅力を伝えられるよう
一緒に頑張りたいと思っています

臨床研修センター N

医学生向けのイベントに出展します

2024年4月19日

春になり暖かくなると
民間各社の対面式のフェアが
関西で開かれます

日頃よりオンラインではなく
『直接会って伝える』ことに、
強いこだわりを持つ私達は

この春も民間各社が主催するイベントに
出展します

今回出展するのは、以下の2回

 ① 2024年4月29日(月祝) 
   マイナビレジフェス【大阪】大阪国際会議場

 ② 2024年5月26日(日) 
   レジナビFair【大阪】インテックス大阪

回数は少ないですが、
明和の研修医と触れ合える貴重な機会なので
当院の初期研修に興味を持っている学生さんには
是非お越し頂きたいと思います

(昨年の出展風景)


臨床研修センター N

新たなスタート

2024年4月18日

なんと、2ヶ月間もブログの更新をサボってしまった(>_<)
(『探偵ナ○トスクープ』で放送された件以来か)

その間、3月に2年間研修を終えた研修医が卒業し
明和病院は新たな研修医を迎えました

今年も明和のプログラム5名と兵庫医大のたすきから1名の
合計6人の新しい仲間です!

昨年12月に京都の北野天満宮にお参りし
共に合格を誓い合って決起集会を開いた6名全員が
晴れて医師国家試験に合格して
明和病院に集まってくれました

※ 昨年末の決起集会の様子は
  12月にアップした4本のブログを参照ください

4月1日に入社式があり

リニューアルした研修医のスクラブに袖を通し

そのまま慌ただしく
新入職のオリエンテーションに突入!

今年もNP(ナースプラクティショナー)のMさんにも
実技を交えてレクチャーして頂き

新たにプログラム責任者に就任した
外科のN先生によるレクチャーも含めて
合計45コマに及ぶオリエンテーションを
実施しました

早くも4月は中盤を過ぎ、
今は2年目の研修医によって
ERや当直に関することを含め
連日交代で手ほどきを受けています

また、オリエンテーションが終わると同時に
6月までに30コマをこなす
各科の指導医クラスの先生方による
『救急症例ポイントレクチャー』も始まりました

これから臨床の現場で彼らがお目にかかることもあると思いますが
日々成長してゆく研修医の姿を
皆さん、どうか温かい目で見守ってあげてください


最近、ひたすら忙しくなって
ブログが更新できないと言い訳をする
臨床研修センター N

このブログがきっかけで

2024年2月16日

長いことコツコツとブログを書いていると
ひょんなことから思いがけないことが
起こるものです

ある日、私が事務所で仕事をしていると
広報関連の仕事しているスタッフから

『Nさんが書いてるブログがきっかけで
 取材の依頼を受けたんですけど・・・』 と。

『おっっ!!??』

これは研修医の募集に弾みがつくか!?
と色めき立ち、内容を聞いてみると、

声を掛けてくださったメディアは
何と大阪の某民放TV局だと言うではないか!!

ところが・・・よくよく話を聞いてみると
どうやら研修医に直接関係無いらしい (ㄒoㄒ)

あくまで、『研修医のブログを見て』
TV局から相談があり、
明和病院でロケと医師(研修医ではない)の
出演依頼があったそうです


そうか残念。。。。
期待が外れてすっかり肩を落としてしまいましたが
病院のために少しは貢献できたかな?と思っていたところ

何と、

依頼してきた番組というのが

『探●ナイ●スクー●』だと言うではないか!!


著作権の問題のもあると思うので
詳細はここには書きませんが

関西では本日(2024年2月16日)23:17~の放送で
番組への依頼内容は「骨折してみたい少女」
(何じゃそりゃ)
関西圏以外でも放送されているようなので
よろしければ是非ご覧ください

後日このブログをご覧になって番組を見逃してしまった方は、
TVer、ABEMAの見逃し配信でご覧ください

整形外科のY先生が奮闘しているそうです!(^^)!


ところで・・・・
ロケのきっかけになった
研修医ブログの記事というのは

どうやら2年以上前に書いた
こちらの記事らしい
  ↓ ↓ ↓
『整形外科の先生によるレクチャー』


何がきっかけになるか分からないものだねぇ。

臨床研修センター N

臨床病理検討会(CPC)

2024年1月30日

医師法に定められた医師臨床研修制度では、
臨床病理検討会(Clinico- Pathological Conference)、
通称『CPC』が必須とされています。

この検討会では、病理解剖(剖検)をさせていただいた症例に対して
臨床に携わった先生や、病理診断に携わった先生も加わり
発表、討論することで、研修医たちは一つでも多くのことを学びます

今回は2年目の研修医2名と
1年目の研修医1名の計3名の先生が
発表してくださいました

症例1:軽症Covid19にて入院中に急変した1例【2年目 T先生】


症例2:慢性心不全、心肥大の1例      【2年目 I先生】


症例3:原発不明癌の1例           【1年目 M先生】

今回も研修医に加えて多くの診療科の先生方、
そして病理診断に携わっていただいた病理診断科の
先生方の力をお借りして
無事、立派な症例発表と討論が行われました

ご協力いただいた皆様に
心から感謝いたします


臨床研修センター N

研修医のスクラブをリニューアルしよう

2024年1月19日

今でこそERで働く研修医の服装は
「スクラブ」が定着していますが

明和病院にERが開設された10年くらい前は
病院からスクラブの支給が無かったため
医療現場で忙しく立ち回る研修医は
自前でスクラブを購入して着ていたそうです

そんな中、当時研修医だったS先生が
医療・医術の象徴として世界的に広く用いられている
『アスクレピオスの杖』をモチーフにデザインしたスクラブを作成して
研修医の間で広まりました

「いっそのこと、このスクラブを
 研修医の公式ユニフォームにしよう!」

と思った私は病院と交渉して
正式に“明和病院研修医の公式ユニフォーム”になり
その後、新しい研修医が着任する度に
スクラブが支給されることになりました


さて、それから7年が経過し
定着したこのユニフォームも
そろそろリニューアルしてみようかな?

そんな話は近年ちらほらと出ていたのですが

肝心のデザインをどうするか

なんせ、私には絵心というものが・・・全く無い(-_-;)

そんなある日、
2年目の研修医のH先生に絵心がある!
という噂を聞きつけ、

『このチャンスを逃すまい!!』 と
早速新しいスクラブのデザインを打診してみたところ
何と、快く引き受けてくれました!!!

先ずはざっくりイメージとモチーフを相談します

『せっかく明和病院が甲子園の近くにあるので
 「甲子園球場」をイメージできるデザインにしたい』


『文字はスタイリッシュに』


『現在のシルクスクリーンのプリントを
 刺繍で表現したい』


こうして出来上がったH先生作成の
渾身のデザイン画が・・・・・

こちら!!!


甲子園球場をモチーフに
スタイリッシュな文字と、
周囲には甲子園球場のツタがあしらわれています
(何人かに、「ブドウ?」って聞かれたけど
 ブドウじゃないよ!「ツタ」だよ!!)

早速、業者さんにデザインを起こしてもらい
文字のフォントもいくつかの中から選んだ結果、

来年からの
スクラブのデザインが決定しました!
それが、こちら!!!




何とイラストが忠実に再現されているではありませんか!
やっぱり専門の人ってすごいな~~♪


来年の春からこのデザインのスクラブを着た研修医を見かけたら
是非暖かく見守ってあげてください!!

 

臨床研修センター N


※臨床研修医の採用情報
 https://www.meiwa-hospital.com/recruit/resident/

心のこもったお手紙

2023年12月25日


今月に入り、お手紙を頂戴する機会がありました

差出人は、明和病院で研修をしている研修医の親御様。
お手紙は便箋に直筆で丁寧にしたためられていました

そこには、年末の挨拶と共に
我が子の医師としての成長を楽しみにしている
親御さんの気持ちで溢れていて
私の心まで温かくなりました


ご安心ください

彼らは時に楽しく、時に苦しみ、もがきながらも
医師として、社会人として立派に成長を続けています

もしも彼らが社会人として方向を見失かけた時は
私が人生の先輩として責任を持って全力で叱らせていただきます

年末年始、病院がお休みの期間中も
研修医達はERの当番に当たっていますが

限られた時間の中で実家に帰省することがありましたら
是非温かく迎え、彼らの苦労話に
耳を傾けてあげてください


臨床研修センター N

決起集会を開こう(その4)FINAL

2023年12月21日

 


・・・『決起集会を開こう(その3)交友を深めて』からの続き


翌日の朝ごはんも段取りしておこうと思いましたが
初日にひたすら食べていたら朝ごはんは入らないはず

現に晩ご飯の後、ホテルに戻って、

私『明日の朝の集合、何時にする?
  朝ご飯に行くなら7時か8時?』

すると全員、全力で首を横に振っている

そりゃそうだ(笑)

こうして朝ご飯をスキップする勢いで
朝9時にフロント前で集合したところで
改めて全員に問う。

私 『朝ご飯、どうする?』

学生『不思議なことにお腹すいてきました~~』

ホンマに不思議や(・・;)

二年坂にある和風建築の珍しいス●バで
朝ご飯を食べようとしたけど、
この時間では既に満員で入れず・・・

テイクアウトしてどこかで食べようと思ったけど
どこも人でいっぱい(-_-;)

結果、人の流れの少ない場所を選んで
立ったままの朝食になりました(:_;)

食事を済ませて立ち寄った唯一の観光名所、清水寺

ど定番の清水の舞台

(誰~~?
 舞台の下の人に向かって
 全力で声を掛けて手を振ってるのは!?)

舞台の下に下りたら
今度は上に向かって声を掛けてる(笑)

こうして午前11時、八坂神社の前で
無事に『決起集会』を終えることができました

今回集まった6人の医学生
2月の国家試験に向かって一緒に頑張り
3月に私の前に現れる時には
『先生』になって現れてくれますように

最後の踏ん張りに向けて
最高のモチベーションになったかな?


『決起集会を開こう(その1~4)』おしまい


追記:
解散の時に
『私、この近くのラーメン屋さん寄って帰る~』
という女子1名の声に釣られて、
6名全員でラーメン食べに行っとった!!

(鴨ラーメンだそうです
  最後の最後まで食べとったな)

臨床研修センター N


※臨床研修医の採用情報
 https://www.meiwa-hospital.com/recruit/resident/

※明和病院では医学生さんの病院見学を随時受け付けています。
 ご希望の学生さんは、
 採用情報ページのお問い合わせフォーム
 https://www.meiwa-hospital.com/contact-recruit-resident/
 に、所属大学、学年、氏名、希望の見学候補日、
 特に見学したい内容などを明記の上
 お申し込みください

決起集会を開こう(その3)交友を深めて

2023年12月20日


・・・『決起集会を開こう(その2)祈りを込めて』からの続き


晩ご飯の予約は19時

15分くらい前にホテルのロビーに集合して

私 『晩ご飯、食べられる??』
学生『食べようと思えば、全然食べられます!』

若いわぁ~~

だって、今日15時くらいまでのんびりランチして
今から晩ご飯だよ

そういう私も食べられる
(若くないけど。。ほっとけ。。)

さて、晩ご飯のお店も内緒にしていたので
京都の街を歩きながら、お昼と同じ質問を。

私 『晩ご飯は何でしょう~?』

学生『お昼が洋食だったので、晩は和食だと思います!』

私 『さて、それはどうかな~?』

そう言いながら、四条通から花見小路を下り
古き良き祇園の街をぶらぶらと。

お洒落で和風な一軒家の前で足を止め
格子戸をそっと開きます

今日の晩ご飯は鳥料理のお店
鍋ではなく、お洒落な焼き鳥を食べさせてくれます
2階の個室に通してもらい、
あとは出てくるものを美味しく頂き
打ち解けてきた仲間と楽しく話をします
 

飲み物はペアリングでお任せに。

ここのペアリング、
スパークリングから日本酒、ハイボールからワインと
それぞれのお料理に合った
ジャンルを超えたお酒のペアリングでした

つくねは石焼の鍋に入って出てきてみんなお騒ぎです
 
〆のご飯も美味しくて大満足!

全員『もうお腹入りません~~~!!』

私 『うむ。これでいい。』 

まるでお爺ちゃんが孫達にご飯を食べさせているかのように
満腹になるまで食べさせて、自分も満足するパターン
(爺ちゃんって言うな!)

こうして決起集会初日の晩は
楽しく更けてゆくのでした


『決起集会を開こう(その4)FINAL』に続く・・・

臨床研修センター N


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