さぁ!頑張って行っておいで!!
2018年2月7日
このブログは、
『明和を研修病院の候補にしようかな・・・』と
考えている学生さんに向けて、
明和の研修医とその生活を
少しでも知ってもらいたいという思いで始めました。
いつも好き勝手に書きたい放題書いているブログですが、
今回は、春から明和病院で研修予定の
5人の医学生に向けたメッセージです。
いよいよ今週末の2日間
医師国家試験を迎えます
初めて出会ったのはいつだったかな?
企業の開催するフェア、
病院見学、病院実習、
長い人では、もう2年近く経つ人もいるんだね。
縁があって出会い、沢山話をして、
少しずつ理解を深め、
明和病院で臨床研修をする道を選んでくれました。
それと同時に、
この春からの2年間、
私も全力で育てると心に誓いました。
今はまだ近畿から中国、四国地方まで散らばる君達ですが
昨年秋に瀬戸内海の島で全員集まって、
『一緒に頑張ろう!!』と話した時を思い出してください。
君達には、既に苦楽を共にできるチームの仲間がいます。
新しい生活と、医師としての第1歩に向けて、
一緒に、試験の2日間を乗り切ってください!
さぁ!頑張って行っておいで!!!!!
君達の国試突破を心から祈っている
臨床研修 事務担当 N
※臨床研修医の採用情報
http://www.meiwa-hospital.com/recruit/resident/
※明和病院では医学生さんの病院見学を随時受け付けています。
ご希望の学生さんは、所属大学、学年、氏名、希望の見学候補日、
特に見学したい内容、などを明記の上、
t.nakayasu@meiwa-hospital.com (総務勤労課 中安)
までご連絡ください。
津波避難訓練
2018年2月4日
明和病院は西宮市の海沿いに位置していて、
地域防災計画によると、南海トラフの地震が発生した場合、
西宮市では震度5弱~6弱、
津波が発生して、第1波は地震発生から90~110分で到達し、
1m規模の津波の到達時間までは112分と予想されています。
更に、地域の高低差や建物の立地などを考慮した
ハザードマップによれば、明和病院周辺でも
30cm程度、水に浸かってしまうそうです。
では、津波が押し寄せて来るまでの2時間の間に
病院は一体何をすべきか。
津波が到達すると病院の1階や地下のフロアは
水に浸かってしまいます。
日中であれば職員の数も多く、
1階の患者さんを2階以上のフロアに避難誘導するのに
2時間という時間は十分かもしれません。
しかし、
もし地震の発生が、人員が手薄の深夜であったら・・・
ごく小数の職員が1階にいる患者さんを避難させねばなりません。
自力で歩ける患者さんは各自で階段を上がってもらい、
自力で歩けない患者さんを限られた人数のスタッフ総出で避難させることになります。
短時間で慌てず効率よく行動するために、
我々は、何をすべきかを簡潔に記載した内容を
手のひらサイズにパウチしたアクションカードを作りました。
これがあることによって現場の混乱を
少しでも抑えることができます。
さて、患者さんを運ぶ方法ですが、
意外と知られていないようですが、
最近は『担架』は使いません。
私達も西宮市消防局の救急隊員さんに教えていただいたのですが、
患者さんの避難に必要なものはひとつだけ。
それは『患者さん1人に1枚のシーツ』。
シーツは入院患者さんであれば誰でもベッドにシーツが敷かれているので
特別に用意する必要がありません。
まず、同じフロアを移動する場合、
患者さんはシーツに横になり、手を胸の辺りで組む。
次にシーツで患者さんをくるんで頭側のシーツをねじって絞る。
そして、
一気に引くと、不思議なことに患者さんがどんなに大きな人でも
“ス~~~”っと軽く引っ張れてしまいます!
これで、たった一人の職員が同じフロアであればどこまででも引いていけるし
意外と引く力も必要ない。因みに、段差のないフロアをいくら引いても
患者さんは痛くも痒くもない。
こうして沢山のシーツにくるまれた患者さんが階段の前に集められます。
次に、患者さんの頭側と足側の両サイド、計4人が
外側からシーツをクルクルと巻き込み持ち上げる。
コツは、患者さんの体のギリギリまで巻き込むこと、
こうすることで患者さんの体がブレずに安定します。
そして、階段を上がる。
では、現場をお見せしましょう!!
ERには当直中の上級医と研修医。
※ リアルに当直中の外科K先生と研修医1年目のS先生
開始直前にER看護師長のS師長から概要の説明を受けます。
ERの前では既に患者さん役が待機中
寒い中、床に寝かせてしまってゴメンね!!
訓練開始とともに、先生と看護師さんは被害状況を確認して
患者さんのもとに駆け付けます
そして、次々にシーツにくるまれて
廊下を引っ張られていき、階段の下に集められます。
患者を引っ張る(4秒間動画)
階段の下まで来ると、シーツを持ちかえて
4人で搬送開始です!
持ち上げてみると4人で持っても意外と重いことにも
気がつけるはず
コーナーにも気を付けて慎重に階段を上がります。
無事に2階に到着!
これで1人目完了!
さぁ!2人目を助けに行こう!!!
その頃・・・
同じく1階のフロアにある病棟、北1病棟でも
ERよりはるかに大人数の動けない患者さんを救うべく、
看護師さんたちが奮闘していました
この時、階段の下で患者さんを持ち上げた看護師さん4人、
持ち上げたその瞬間!!
示し合わせたわけでもないのに同時に、
『重っっっっ!!!』
と叫びました!!!
それを聞いた私の足元で横たわっている患者さん役の女の子、
『私の時にあんなん言われたら嫌や~~~!!』
と、半泣きになっていました。
こんなところで乙女心を傷つけてはいけません。。。
途中からはERの患者さんの搬送を終えた先生方も加わり、
一気に作業が加速します!!!
全ての患者さんが搬送できたら
災害対策本部に報告!!
ここで先生は医師の助けを必要としている病棟を確認します
訓練はここまで!!
実際の患者さんの数より少ない訓練でしたが
その時間、なんとたったの15分!!!
ERの上級医のK先生の的確な指示と声出し、
北館1階病棟で、指示出しに徹したリーダーさん、
その指示に従い、粛々と行動するスタッフ、
そのすべてがリンクして
6回目となる訓練は無事に成功しました。
初めての訓練は本当にグダグダだったことを覚えています。
しかし我々はその中から、ひとつひとつ問題点を洗い出し、
改善し、次の年の訓練に反映してきました。
病院という職場は、医師も看護師も入退職が多いので、
毎年少しずつ改良を加えながら毎年何度も同じ訓練を繰り返します。
こうして新しく入職した職員にも体験してもらうことで
いざという時に滞りなく動けるよう備えています。
本来、必要にならないに越したことのない知識と経験。
でも、いつかは必ず必要になる知識と経験。
ことしもつないでゆくことができたと思います。
臨床研修 事務担当 N
※臨床研修医の採用情報
http://www.meiwa-hospital.com/recruit/resident/
※明和病院では医学生さんの病院見学を随時受け付けています。
ご希望の学生さんは、所属大学、学年、氏名、希望の見学候補日、
特に見学したい内容、などを明記の上、
t.nakayasu@meiwa-hospital.com (総務勤労課 中安)
までご連絡ください。
基本的臨床能力評価試験
2018年1月30日
日本医療教育プログラム推進機構(JAMEP)が主催する
「基本的臨床能力評価試験」というものがあります。
明和病院では昨年に引き続き
1年目の研修医4名が試験を受けました。
(このために外病院で研修中のH先生も召還され、
久し振りに1年目4名全員が揃いました)
この試験は、研修中の臨床研修医の
客観的な臨床能力の実力を知ることにより、
今後研修病院が力を入れるべき内容を把握し、
研修医の総合的な臨床能力のスキルアップや
臨床研修プログラムそのものの評価に
役立てることを目的としています。
なので、成績によって研修医個人の評価がどうのというものではないし、
月のお給料に影響はありません。
※ これを聞いて4人ともが胸をなでおろしていた。。。おいおい。。
が、、、、
全国各地で同じ試験を実施している他の研修病院と比較できるので、
順位から偏差値まで洗いざらい出てしまいます!!
さて、この試験、
2時間で60問(5択)の問題を解かなければならない。
去年は3時間で100問の設問に答えなければならなかったのに比べると
大分楽になったと思います。
(去年は終わると同時に全員げっそり疲れてはった)
そんな過去の話はよそに、
試験が始まるまでは、みんなのん気なものです。
研修医①『わかんなくなったら「3」選んだら当たるかな』
研修医②『いやいや、「2」「3」「4」のどれかじゃない?
「4」とか「5」とか確率低そう!』
N 『・・・・。君ら大丈夫か??
ほんまに国試通ったんか!!??』
確率の問題にしても頭が悪すぎる会話の内容に頭が痛くなり
試験の結果が思いやられます。。。
しかし、始まってしまえば国試以来の『試験』。
黙々と問題を解いていました。
さて、今年はどんな結果が出るでしょう??
(結構心配。。。)
******『平成30年2月23日 追記 』*****
昨日JAMEPより、「成績通知書」が届きました!!
個別の成績はさておき、
(ん?何で “さておき” なん!?というツッコミは謹んでお断り~)
何と、4人の総合成績が459病院中、92位でした。
この数字だけ見てもピンと来ませんが、
要はトップから20%の位置にいたということ(驚)!!
研修医一人ひとりに封のされた個人の成績表を渡しましたが、
研:『Nさん、全員の点数知ってるんですか~?』
N:『知ってるよ~~(不敵な笑い)』
研:『他の人の成績ってどうでした~?』
N:『自分で聞かんかい!』
気になるけど聞けないのね~~~(笑)
今回の成績に甘んじることなく、
研修プログラムの更なる充実を図っていこうと思います!
臨床研修 事務担当 N
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ERオープンカンファレンス
2018年1月25日
明和病院の明和ホールで
ERオープンカンファレンスが開催されました。
明和病院の医師、看護師、コメディカルに加えて
大勢の方にご参加いただきました。
座長は副院長のH先生。
1年目のS先生と2年目のY先生が
ERに搬送された患者さんについて
症例報告を行いました。
症例報告
(1)「突然の呼吸苦で搬送となった1例」 1年目S先生
(2)「過換気で搬送となった1例」 2年目Y先生
また、近畿大学 救急部の橋本直樹先生にお越しいただき
『研修指定病院におけるERの意義』 と題して
ミニレクチャーをしていただきました。
更に特別講演として、移植関連の演題を2本
ご講演いただきました
1. 『心停止後角膜移植について』
兵庫アイバンク 事務局長 渡邊 和誉 先生
2. 『心停止後腎移植について』
兵庫医科大学 泌尿器科 教授 野島 道生 先生
明和病院は、脳死下における臓器提供はできませんが、
心停止後の臓器提供は可能であり、
貴重なお話を聞ける機会に恵まれました。
臨床研修事務担当 N
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患者さんになってみました!
2018年1月21日
他人にはどうでもよいことではありますが、
私はかれこれ30年以上の花粉症。
春先になると鼻がムズムズ、グスグス。。
花粉以外にも、ホコリっぽいところや、
何がきっかけか分からないタイミングで
くしゃみと鼻水が止まらなくなります。
そんな事態に備えて数年に1度、鼻の中をラジオ波治療していたので
昨年末にかかりつけの耳鼻科の先生のところに行って来ました。
すると今回は、
『Nさんの場合はそもそも鼻中隔(鼻の奥の左右を隔てている『壁』の骨)が
曲がっていて詰まり易いから、
そっちを治してみたほうが良いんじゃないかなぁ』 と。
早速、我が病院の耳鼻科に相談して、頭部CTを撮影してみると、
鼻中隔が見事にグイッと左に曲がっています。
てなわけで、
この際、思い切って明和病院に入院して手術することにしました!
入院日は1月某日、入院してその当日に手術することになりました。
予定では4日間の入院ということもあり、
奮発して個室部屋を希望したところ、
連日ベッドがパンパンに埋まっている中
無事に個室入院が決まりました
毎日ベッドコントロールに苦慮している
看護師のM主任さんのご苦労をお察しいたします。
今回は、
耳鼻科にローテート中の2年目のS先生が手術に一緒に入り、
麻酔科にローテート中の2年目のF先生が麻酔管理のための
気管内挿管をしてくれます。
気管挿管をしてくれるF先生には、
『挿管の時に前歯を折ったり唇切ったりしないでね~』と
さり気なくプレッシャーをかけてみました(笑)
さて、病室に入ると、
師長さんに始まり、病棟の担当の看護師さんや手術室の看護師さん、助手さんが
入れ替わり立ち替わりでやってきてテキパキと仕事をしていきます。
なんせ自分の職場です。
知ってる人である確率の高いこと高いこと。。。
そうこうしていると、廊下で師長さんの声と
もう一人聞き慣れた声が聞こえてきます。。。
師長さん:『Nさんが耳鼻科で入院してるんですよ』
????:『ほぅ、そうか』
!!!・・・・頭の中で、有名な「ダースベイダーのテーマ」が流れてきます・・・・
我が部屋の前でベイダー卿の足音が止まり、
扉の開く音とともに、カーテンの向こうから
ベイダー卿:『きみー、こんなとこで休憩しとんのか~~?』
そうです。ベイダー卿とは、我が病院の大ボス。Y院長先生です。
外科のカンファレンスの後に、患者さんを見舞いがてら
見つかってしまいました。(院長には入院すること黙ってたのに)
院長:『ワシも鼻中隔曲がっとんねんけど、手術する根性がないからしてないねん』
・・・この手術、根性が必要やったんか!??
N:『数日ですけどお世話になります』と頭を下げると
院長:『まぁお大事に~』
と、患者さんに接するお医者さんとしてのお言葉を有難く頂戴しました。
手術開始時刻が迫って手術室に赴くと、
ここにも知ってる面々がすらり。
手術台の上に大の字に横になると、麻酔科のT部長までが〝ぬっ”と上から覗き込んでいます
麻酔の指導を受けてる2年目のF先生も脳波を測定するシールを
額にペタペタと貼っていきます
やがて麻酔がかかり始めると、
目の前がボンヤリしてきます。。。
意識があるうちはパチパチと瞬きをしていたのですが
そんな時間も一瞬にして過ぎて意識を失いました・・・・
無事手術が終わり、2時間くらいは意識がボーっとしていましたが、
それも回復したころには研修医だけでなく
形成外科の先生達も覗きに来てくれました!!
術後は鼻の中にギッシリ圧迫止血のガーゼが詰め込まれて
口でしか息ができないため飲むのも食べるのもひと苦労。
鼻に当ててあるガーゼを晩ご飯の卵スープに
浸してしまいました。。。
2日後にはガーゼが取れると一気にQOLが上がりました!
お昼ごろ熱が上がってヒヤリとしましたが、
食欲も増えてすっかり元気!
と、言いたかったところですが、、、
手術後に起きる『侵襲熱』が微妙に続きます。
まさか風邪とちゃうやろか。。。
ということで、耳鼻科外来での術後処置に合わせて
念のためにインフルエンザの検査をしましょうと。
インフルエンザの検査って知ってる?
細い綿棒を鼻の奥に突っ込んでグリグリするやつ!
鼻の手術してるのにそんなことしたら鼻血がブーッってなるやん!
喉のぬぐい液で検査するんかな?
と、思いきや
主治医のS先生が取り出したのは
鼻から入れるファイバーカメラ!
S先生『これで見ながら検体取ります』
ひょえーっ、そんなことできるんや、、
がっつり切った手術の割に
麻酔が切れてからも特に痛みはなく
いやーうまいことできるもんやなぁ、
と思っていたところでの術後処置、
当たり前だけど、ちょっと痛かったわけよ
しかも全然我慢できる程度に、、、
ところがね、
その直後に少々気持ち悪くなり、
何と!何と!!!
人生初めての迷走神経反射を経験しました!
S先生に『さっき気持ち悪くなってね~』っと話すと
さすがはS先生、慌てず騒がず、
『顔色悪いし、汗かいてるし、迷走神経反射やな、看護師さん、血圧測ってー』と言うと同時に
診察台をヒュ~っとフルフラットに倒します。
血圧を測ると(記憶が曖昧やけど)100の40くらい。
冷や汗かきすぎて寒い!
ダッシュで病棟に戻ると、
間髪入れずに看護師さんが入ってきて、
『Nさん!大変!!インフルAが出た!!!』
えぇぇぇっ! まぢか。。。
そしてその後に何かを抱えた病棟の助手さんが続きます
・・・?
もしかしてそれはポータブルトイレ!!??
そうです。
聴診器や血圧計、体温計に至るまで本人専用の(他の患者さんと共有しない)
ものが用意され、目の前にある病棟のトイレに行くことも許されず
部屋の扉には面会制限の表示が貼られ、
ポータブルトイレと尿瓶が用意されました。あっという間の1分足らず。
感染に対する意識の高さと統率の取れた行動には感服です。
術後管理が終わって退院可能となり、
院内感染のリスクを抱えるにもかかわらず、
退院を1日先送りしてくれたことに心から感謝。
そんなこんなで退院は1日先送りになりましたが、
インフルになってしまった以上、
職場復帰は少し先になります。(ムフッ♪)
入院してみて気付いたこと。
うちのお医者さんは患者さんにとっても優しい。
うちの看護師さんも患者さんにとっても温かい。
そして、共にとても優秀!!!
よく、病院食は美味しくないと言われるけれど、
うちのごはん(常食)はとても美味しいと思う。
朝のパンとか種類も色々な上に毎日フッカフカだったし♪
(パンが温かくてフッカフカって大きいよ~~♪)
改めてたくさんの人たちに支えられていると感じた数日間でした。
耳鼻科の主治医のS先生
中3病棟のO師長さん
受け持ち看護師のMさんをはじめお世話をしてくださった
全ての看護師さんと助手さん
お見舞いに来てくださった沢山の方々
本当にありがとうございました!!
今後とも宜しくお願いいたします!!
入院してもタダでは起き上がらない臨床研修事務担当 N
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2018 謹賀新年
2018年1月2日
あけましておめでとうございます
早いもので私が研修医の担当を始めて
1年と9か月が過ぎ、2回目のお正月を迎えました。
ということで、
昨年に引き続き、春から明和病院で研修を始める医学生の
医師国家試験の突破を祈願をしに
今年も京都の北野天満宮まで
合格祈願に行ってきました。
1月2日と言えば、世間は初売りのバーゲンが始まり、
北野天満宮では合格祈願に訪れる参拝の人や
『天満書(てんまがき)』(書初め)なども行われ、
細い参道は人で溢れかえります。
そこで、神戸の人工島に住んでいる私は、
夜も明けきらない(てか、真っ暗)うちに家を出て
始発の電車で京都に向かいました。
乗り換えること3回、
ようやく夜も明けきったところで
かつて私が学生時代を過ごした京都市営地下鉄の
今出川駅までやって来ました。
そこから更にバスに乗り換え、
北野天満宮にたどり着いたには7時半頃。
先ずは大鳥居の下で深々と一礼。
細い参道の両側にびっしりと並ぶ的屋さんも
朝の準備に入っているところは、まだちらほら。
ところが、門をくぐって本殿にお参りに行くと、
去年より1時間以上早く着いたのに、
そこには既にお参りの長い列が!
お参りのために順番に並んでいると、
私の後ろに家族連れが並んだ。
母『あんた一番危ないんやから
1万円くらい放っとき!!』
子『えーー。お札持ってないよーー』
母『ほな、お母ちゃん貸しといたるから・・・・・
・・・あかん。10円玉あらへん。
100円玉しかあらへん。』
子『5円玉はー?』
母『ない! ・・はぁ、100円とは高額な・・・』
(どっちやねん!!!)
思わず振り返りたくなった(笑)
そうこうしているうちに私の順番。
先ずはお賽銭をじゃらっと投入!
二礼二拍手をしてから、
学生さん一人ひとりの大学名と氏名を唱えて、
〝第112回医師国家試験合格”と唱えて
最後に改めて深々と一礼。
しっかり願掛けしてきました。
その後
お守り(1人1つずつ)と、絵馬を買い、
絵馬には願い事をしっかり書いて、
日当たりのいい明るい所に提げてきました!
(御神矢は研修医室にお祭りしておくね!)
そういえば、学生さんのうちの1人が
我が家と目と鼻の先に実家があることを思い出し、
連絡をしてみたらちょうど実家に帰省中!!
そのまま直接手渡すことができました!
今年もしっかり神頼みもしてきたので、
あとは彼らが体調を崩さず
最大限のポテンシャルを引き出せることを
心から祈っています。
北野天満宮の梅の木のつぼみは大きく膨らみ
あと少しで可憐な花を咲きそうです。
その頃には国家試験も終わっているかな。
あとの人にはお守り郵便で送るから待っててね!!
明けた2018年!!
果たしてどんな年になるんでしょうか。
今からとても楽しみです!!
臨床研修 事務担当 N
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Road to X(その五)競技復帰に向けて
2017年12月31日
アメリカンフットボールの試合で
ACL(膝前十時靱帯)を損傷してしまったF先生、
無事に手術が終了しましたが、
最終目標はアメフトの競技への復帰です。
さすが若いアスリート!
先ずは麻酔が切れ、早々に車椅子移動が可能になり、
車椅子でウロウロしていたら脱走者扱いされ
(日頃の行いが悪いから疑われた!??)
早速リハビリが始まりました。
アスリートの術後は、早期からリハビリが始まります。
病院が誇るアスリハ施設でも、
最初のリハビリは少しずつほぐしてマッサージ。
手でほぐした後は、
電気的な刺激を加えたり
この様なリハビリを続けた結果、
約10日後の土曜日、彼は元気に退院することができました。
でも、アスリートとしての復帰にはまだまだ時間がかかります。
当面の目標は来年の夏の練習への復帰。
3月には明和病院の臨床研修も終わってしまいますが、
来年の試合に復帰したら、必ず試合を見に行くと
F先生と約束しました。
退院の前日、F先生と快気祝いどこかでやろう?
と話したとき、
やっぱり『焼肉屋』というリクエストが出ました(笑)
そして更に何と!!
退院日の翌日の日曜日のERに、
松葉杖をつきながら日直をこなすF先生の姿がありました(驚!)
F先生『救急隊の人とか、救急車から降りてきた患者さん、
びっくりするやろうな~~』
いやいやいやいや・・・そりゃびっくりするやろ。。。
そうそう!!
すっかり書くのを忘れていましたが、
F先生が所属するアメリカンフットボールチーム
Sidewinders(サイドワインダーズ)は、
2部リーグで見事に優勝を果たし、
11月25日に開催された1部と2部の入れ替え戦でも勝利!!!
来期は1部リーグで戦うことが決まりました!!
早く練習を再開して、1部リーグの試合で活躍するF先生が見たいものです
Road to X(完)
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Road to X(その四)差し入れ
2017年12月30日
アメリカンフットボールの試合で
ACL(膝前十時靱帯)を損傷してしまったF先生、
幸運(?)にもスポーツ整形が盛んな明和病院の整形外科に入院、
手術を行い、無事に手術が終了しました。
病室に戻って元気な笑顔を見せてくれたので、
とりあえずひと安心。
そして私は1年目の研修医と一緒に、
焼肉屋に繰り出したのでした♪
F先生には申し訳ないが、
たまに食べる焼肉は格別です!
外はこの冬一番の寒波で冷たい風が吹き荒れている中、
お店の焼肉コンロを前に生ビール!
(この後のストーリーの都合上、1名顔を伏せます)
ここの骨付きカルビは有名で、
広げたら鉄板一面に広がります!
(これで1枚のお肉!!)
すると突然、
同席していたH先生が、お店の中にお知り合いを発見!
それが何と!
現在入院中のF先生と3月に結婚式を挙げる奥さん!
F先生のお見舞いに行った帰りだそうです!
もちろん一斉に写メ+F先生に送信!!
そりゃもう、F先生もおったまげてました(笑)
酔いも回った我々は、
やんちゃなイタズラ心が顔を出し始めた。
言いだしっぺは1年目T先生。
T先生『F先生にお見舞い持って行きましょう』
その他『何?この時間(既に22時)から何持って行くん??』
T先生『コンビニで○○本買って差し入れてあげましょう!』
おっとーーっ!!
これはなかなかのやんちゃなイタズラです(笑)
T先生『やっぱ病院ですから、看○師さんが写ってるやつがいいですよねー』
と、やんちゃがエスカレートしていきます。
そこで我々の考えたシナリオはこうです。
その1:コンビニで看○師さんものの○○本を購入。
その2:その本を持って病院に潜入。
その3:寝ているF先生のところに赴き、そっと布団の上に開いた
○○本を置く
その4:こっそり撤収
その5:夜中に巡回している看護師さんに、布団の上の○○本が見つかる
その6:病棟でF先生が有名人になる(笑われる)
さて、最初の難関。
果たしてコンビニに看○師モノの○○本が売っているのか?
その難関は、意外にもあっさりクリア(驚)
看○師ものの○○本見っけ~~~!!
(女の子に持たすな!あれ?楽しんでる?)
(隠してるけど笑顔)
いずれにしても顔出し厳禁!!
そのままそ~~っと病棟に潜入
(この時、既に22時半でした)
そして、・・・・・
・・・巡回中の看護師さんに見つかっちゃいました(笑)
看『消灯時間過ぎてるので面会は・・・』
一同『たいへん申し訳ございません~~(超小声で)
すぐに帰りますから~~』
本当に大迷惑な集団です。
そして更に、F先生の部屋に辿り着くと・・・
・・・F先生、まだ起きてた!!!(爆)
一同『お見舞いで~~す(汗)』と言って
買ってきた○○本を手渡し、
そそくさと退散してきたのでした。
「その五」(競技復帰に向けて)につづく
臨床研修事務担当 N
※臨床研修医の採用情報
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※明和病院では医学生さんの病院見学を随時受け付けています。
ご希望の学生さんは、所属大学、学年、氏名、希望の見学候補日、
特に見学したい内容、などを明記の上、
t.nakayasu@meiwa-hospital.com (総務勤労課 中安)
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Road to X(その参)医師から患者に転身
2017年12月28日
アメリカンフットボールの試合で
ACL(膝前十時靱帯)を損傷してしまったF先生、
手術か保存加療かを検討した結果、
今後もアメフトを続けていくために
手術加療を選択した。
入院は12月6日、同日手術と決まった。
明和病院はスポーツ整形が非常に盛んで、
神戸大学付属病院、兵庫県立リハビリテーション病院と一緒に
FIFA(国際サッカー連盟)のメディカルセンターに
指定されている。
アスレチックリハビリテーションセンターがあり、
25メートルの直線レーンや有酸素運動エリア、
筋力系のマシンを備えたエリアなど、
スポーツジム以上の設備を備えている。
(詳しくはアスリハのページをご参照ください)
https://meiwa-hospital.com/marc/
そんな明和病院で研修中のF先生、
アメリカンフットボールの試合中に負傷し、
『患者の立場に立ってみる』という項目(そんな項目あった?)を
自ら実践し、当院が誇るアスリハを経験することになりました。
そして手術日当日、
朝7時半に入院、9時手術なのに
案の定(?)寝坊して病棟をヤキモキさせ、
手術は無事行われた。
手術後、しんどかったら見舞いに行くのは控えようかな・・・
思っていた矢先、
F先生からメッセージ。
F先生『今、覚醒(麻酔から目覚めた)しました!』
様子を見に行った他の研修医に聞くと、
薬が効いているからか、
痛みもあまりないらしい。
そこで研修医と一緒に見舞いに訪れた
(といっても、職場の中だから便利便利♪)
F先生『いや~~、麻酔ってスゴイですね!
麻酔かけられた瞬間に(眠りに)落ちて、
目が覚めたら手術も終わって病室のベッドでした!』
手術によく立ち会う医者でさえ、自ら体験すると驚くんだね!
ひとしきり話をして、
その日の晩は、兵庫医大救急をローテ中の
1年目のH先生を激励するため、
羨ましがるF先生を尻目に我々は
焼肉屋に繰り出したのでした。
「その四」(差し入れ)につづく
臨床研修事務担当 N
※臨床研修医の採用情報
http://www.meiwa-hospital.com/recruit/resident/
※明和病院では医学生さんの病院見学を随時受け付けています。
ご希望の学生さんは、所属大学、学年、氏名、希望の見学候補日、
特に見学したい内容、などを明記の上、
t.nakayasu@meiwa-hospital.com (総務勤労課 中安)
までご連絡ください。
Road to X(その弐)母さん!事件です!
2017年12月27日
F先生のアメフトの試合を観に行く日は、
11月11日(土)と決まった。
F先生は日頃からトレーニングを欠かさない。
ちゃっかり(?)近所の母校(H医大)のトレーニングルームで
日々鍛えている。
昨年の4月に明和病院で臨床研修を始めてからも
じわじわと体は大きくなり続け、
病院の廊下で遠くを歩く後姿を誰が見ても、
「あっ、F先生だ!」とわかるくらい
でっかくなっていた。
そして、10月21日(土)
2部リーグトップの座をかけて臨む
大切な試合の日の朝、
F先生の姿は研修医室にあった。
試合は午後から大阪の鶴見緑地公園。
気持ちを鼓舞するために音楽を聴きながら
静かに自分のデスクに座っていた。
N『午後から試合やね!今日は応援行けないけど、
テンション上げて頑張って行っといで!』
F先生『あざっす!頑張ってきます!!』
そう言って彼は颯爽と試合に出掛けて行った。
明けて月曜日の朝、、、
研修医室の扉をガラッと開けて、
N『かっきーー(F先生の愛称)!試合どうだった!?』
すると部屋の奥から、
F先生『Nさん!勝ちましたーー!!』と、いい返事!
N『おぉーーっ!!おめでとう!!』
・・・でも、何か様子が・・・変。
F先生『でも、、、ACL(膝の前十時靱帯)やっちゃいました。。。』
N『えぇーーーーーっ!!??』
見ると、彼は前の椅子に右足を真直ぐ伸ばして置いて、
痛々しい姿を見せていた。
がっくり肩を落とすF先生。
それもそのはず、
この段階で負傷するということは、
2部リーグトップの座を勝ち取った後、目前に控えている
1部リーグとの入れ替え戦という最大の山場の試合に
出場できないかも知れない。
F先生『でも俺がタックルして止めたお陰で勝てたんです』
しかし、彼の口調には明らかな悔しさと無念さが滲んでいた。
『今日、整形でM先生の診察受けるんです。
・・・やっちゃいました。
次の試合、ガチガチに膝固めたら試合に出られるかな・・・』
でも彼は、
自分が試合に出たいということと、
チームが勝利して1部リーグに返り咲くこと、
どちらを選ぶべきか、頭の中では分かっていたと思う。
「その参」(医師から患者に転身)につづく
臨床研修事務担当 N
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