オーソドックスで優しく確実な医療を目指します
腎臓の頭側に接する様に存在する副腎と腎臓〜尿管〜膀胱〜尿道のいわゆる尿路(尿の通り道)の病気や、男性の生殖器(前立腺、精嚢腺、精巣、陰茎など)の病気を主に取り扱います。
泌尿器科の特長
泌尿器科の代表的な疾患である尿路性器感染症、悪性腫瘍(腎癌、腎盂尿管癌、膀胱癌、前立腺癌、精巣癌など)、尿路結石症(腎結石、尿管結石、膀胱結石など)、排尿しにくくなる病気(前立腺肥大症、神経因性膀胱、過活動膀胱など)、小児泌尿器科の病気に対してお薬や手術など総合的な治療を行っています。
中でも尿路結石の治療は体外衝撃波による通院での結石治療をいち早く導入しています。その他、内視鏡を用いた低侵襲(身体の負担の少ない)の手術機器も充実し、日本泌尿器科学会の結石治療のガイドラインに沿った治療が可能です。前立腺癌の治療では最新の放射線治療機器による精密で合併症の少ない放射線治療(IMRT)が可能です。
泌尿器の代表的な疾患
悪性腫瘍 | 腎癌、腎盂尿管癌、膀胱癌、前立腺癌、精巣癌 など |
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尿路結石症 | 腎結石、尿管結石、膀胱結石 など |
排尿しにくくなる病気 | 前立腺肥大症、神経因性膀胱、過活動膀胱 など |
泌尿器科での診断・治療
尿、血液検査、CTなどのレントゲン検査、MRI、超音波検査、内視鏡検査などを用いて正確な診断と治療を目指します。被爆を少なくするためにエコー検査を多用し、可能な限り痛みや不快の少ない検査方法を選択しています。
外来の内視鏡は以前から軟性鏡を用いていましたが、平成27年からは機器を更新し、膀胱腫瘍の診断能力がより向上しています。
平成28年度に新しい軟性尿管鏡を導入しました。尿路結石の治療のみならず、上部尿路(腎と尿管)の腫瘍や血尿の原因に対する精査などにも有効です。
泌尿器科が対象とする疾患
- 尿路結石症
薬物療法での自然排石、体外衝撃波治療(通院で可能)、尿道から内視鏡を用いて膀胱や尿管や腎結石の治療も可能です。背中から直接腎臓まで内視鏡を挿入し、腎臓内の結石を砕く治療にも対応しています。泌尿器科学会のガイドラインに沿って適切な治療を行います。 - 尿路悪性腫瘍
腎癌や腎盂尿管癌に対して従来の開腹手術のみでなく、症例に応じてより身体への負担が少なく、短い入院期間ですむ内視鏡を使用した鏡視下手術を行っています。膀胱癌に対しては内視鏡手術及び進行癌の場合は膀胱摘出術や尿路変向術も行っています。 - 前立腺癌の診断で必要な組織検査(前立腺生検)
一泊二日の入院で行い、仙骨ブロックや希望に応じて静脈麻酔下で痛みなしで検査できるように対応しています。前立腺癌の治療では精密で合併症の少ない放射線治療も施行できます(明和キャンサークリニック)。 - 前立腺肥大症
現在でもスタンダードと言ってよい内視鏡を用いた経尿道的な手術も生理食塩水を用いるTURisシステムを導入し、より安全に施行出来るようになっています。 - 過活動膀胱、尿失禁など排尿の異常
- 尿路感染症
腎盂腎炎、膀胱炎、尿道炎、精巣上体炎、亀頭包皮炎など - 小児泌尿器科疾患
包茎、停留精巣、陰のう水腫などの治療
泌尿器科での主な検査
- 超音波検査
外来診察室にあり、必要時に直ちに施行できます。 - 膀胱鏡検査
軟性鏡(柔らかく細い内視鏡)で検査時の疼痛や不快感が著しく軽減しています。さらに平成27年に更新され、膀胱癌の正確な診断により新しい機能が備わっています。 - 尿流測定
立位または座位で排尿するだけで、排尿の勢いや尿量などを測定できます。
受診時のアドバイス
大部分の方は診察前に尿検査をお願いすることになります。
病状によっては当日に血液検査を行う必要がある場合もあります。通常は尿検査で30分程度、血液検査は項目によっては1時間程度結果が出るまでに時間がかかります。
結石による痛みや、腎盂炎等の際の高熱など、早めの診察や処置や治療が望ましい場合もありますので、自覚症状については問診の際にできるだけ詳しく正確にお伝え下さい。
医師
泌尿器科主任部長
善本 哲郎
日々移り変わる医療に遅れをとらず、標準治療が絶えず皆様に提供できるように努力して参ります。
専門分野 | 泌尿器科全般、小児泌尿器科 |
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資格認定・専門医 | 日本泌尿器科学会 指導医・専門医 日本臨床腎移植学会 認定医 |
泌尿器科医員
嶋谷 公宏
専門分野 | 泌尿器科腫瘍 ロボット支援手術 |
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資格認定・専門医 | 医学博士 日本泌尿器科学会専門医・指導医 泌尿器腹腔鏡技術認定医 日本内視鏡外科学会技術認定医 泌尿器科daVinci手術認定 泌尿器科daVinci手術プロクター認定 日本がん治療認定医機構がん治療認定医 |
泌尿器科医員
松尾 勇樹
非常勤医師
土井 裕
迅速な診断と治療を目指し、フットワークの軽い診療を行います。
専門分野 | 泌尿器科全般、尿路結石、神経因性膀胱 |
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資格認定・専門医 | 日本泌尿器科学会 指導医・専門医 |
非常勤医師
兼松 明弘
専門分野 | 泌尿器科全般 |
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診療実績
過去5年間の手術件数の推移(手術室)
過去5年間の体外衝撃波治療件数の推移
過去5年間の経尿道的腎・尿管砕石術件数の推移
過去5年間の副腎・腎・腎盂・尿管悪性腫瘍手術件数の推移
休診・代診
12月25日 | 休診 終日 嶋谷 |
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12月28日 | 休診 午前 嶋谷 |
1月4日 | 休診 午前 松尾 |
1月29日 | 休診 午後 善本 |